難削材を金属加工(切削)する際の注意点と当社の事例をご紹介!
難削材とは?
難削材とは、その名の通り切削加工が難しい材料のことを指します。主に高硬度、高強度、高耐熱性などの特性を持つ材料が該当します。これらの特性により、切削時の摩耗が激しく、加工精度の維持が困難になることが多いです。例えば、以下のチタン合金、インコネル、ハステロイなどが代表的な難削材です。
チタン合金: 軽量で高強度を持つが、切削時に発生する熱で工具が早期に摩耗しやすい。
インコネル: ニッケル基の耐熱合金で、非常に高い耐熱性と強度を持つため、切削が難しい。
ハステロイ: 耐食性に優れた合金であり、化学プラントや原子力発電所などで使用される。
難削材の切削をする際の注意点
1. 切削時の摩耗と工具寿命
難削材の切削において最も大きな注意点の一つは、工具の摩耗です。難削材は非常に硬いため、切削工具に対して強い摩耗を引き起こすことから、工具寿命が短くなります。これにより、生産コストが増加してしまうという課題があります。
2. 切削熱の発生
難削材を切削する際に発生する熱は、工具と加工物の品質に大きな影響を与えます。
高温になると工具の摩耗が加速し、加工物の表面品質も劣化します。適切な冷却方法を使用しないと、加工精度が低下し、最終製品の性能にも悪影響を及ぼす可能性があります。
難削材の切削のポイント
1. 超硬工具とその利用
超硬工具は、高硬度材料に対して高い耐摩耗性を持つため、難削材の切削に適しています。超硬工具を使用することで、工具寿命を延ばし、生産コストを削減することができます。また、工具の選定においては、被加工材の特性に応じたコーティングを施すことも効果的です。
1. 適切な冷却
難削材の切削においては、冷却技術が非常に重要です。切削時に発生する熱を効率的に除去することで、工具の摩耗を抑え、加工精度を維持することができます。冷却液の種類や供給方法を適切に選定することが、加工の成功に繋がります。
金属加工エクスプレス.JPの特徴
①金メッキ、ニッケルメッキなど、表面処理まで一括対応が可能
当社では金メッキやニッケルメッキなど、各種表面処理についても一括対応が可能です。
当社で表面処理まで一括対応ができるため、表面処理だけを別会社に依頼するよりも、コストの観点や表面処理加工業者を探す工数の観点からもお客様から評価いただいております。
②単品小ロット・試作対応が可能
機械のトラブルでメンテナンス用に部品が1ヶだけほしい… 、特殊仕様の機械で部品も小ロットなんだけど…、試作用に1個だけ部品を製作してほしい…、そんなご要望は金属加工エクスプレス.JPにお任せください。小ロットでも、問題ございません。1個から承ります。
最後に、当社で実際に行った難削材の加工事例をご紹介します。
金属加工エクスプレス.JPのアリ溝加工の製品事例
①試験用入力軸継ぎ手 機械加工品
こちらは金属加工エクスプレス.JPがSKD11を加工して製作しました、入力軸継手です。お客様より試作のご依頼をいただいて製作したもので、回転機や減速機の部材として使われます。今回は試作用としてご依頼をいただきましたが、当社ではメンテナンス用の交換部品としても1個から対応可能となっております。
②試験用入力軸継ぎ手 機械加工品
こちらは金属加工エクスプレス.JPがSKD11を加工して製作しました、入力軸継手です。お客様より試作のご依頼をいただいて製作したもので、回転機や減速機の部材として使われます。今回は試作用としてご依頼をいただきましたが、当社ではメンテナンス用の交換部品としても1個から対応可能となっております。
難削材の金属加工(切削)でお困りの際は、金属加工エクスプレス.JPまで!
金属加工エクスプレス.JPは金属加工のスペシャリストです。切削加工、プレス加工、板金加工など様々な加工が可能です。難削材含め、金属加工でお困りの際は、まずは金属加工エクスプレス.JPにお気軽にお問い合わせください。