無酸素銅の電極加工
- 加工方法
- マシニング切削加工・ワイヤー放電加工
- サイズ
- 2tx80x30
- 精度
- ±0.01
- 材質
- 無酸素銅
- 使用用途
- 電極
- 納期:
- 2週間
- 個数:
- 2個
特徴
今回ご紹介させて頂きます加工品は、無酸素銅(C1020)による電極加工品となります。
事例でも複数回ご紹介させて頂いております、弱電機器製造メーカー様からのご依頼による開発用治具部品となります。
改めて無酸素銅とは、純銅の種類のなかで一番純度が高く、C1020は純度99.90%以上のものを指します。
純銅には3種類あり、上記で述べたC1020(無酸素銅)、C1100(タフピッチ銅)、C120、C1220(りん脱酸銅)が3種類の内訳で、この3種類は酸素の含有量によって分類されます。
酸素含有量は多いものから、C1100、C1201・C1220、C1020です。 このようにC1020は純銅の中で最も酸素の含有量が低いため、導電性、熱伝導性、加工性が非常に優れていますが、反面強度が劣ります。
また加工性が優れるとはいえ、加工が容易とは言えません。ある意味鉄より加工が複雑とも言えます。
なぜならば、金属でありながら酸素の含有量が少なく柔らかい材質の為、例えるならば粘土のような粘りのある、刃具に溶着し易い材質だからです。
よって加工にはノウハウや経験値が必要となります。 弊社ではこの様な難削材の加工・試作を得意としております。 是非お問い合わせ下さい。